フケはシャンプーで治る?常在菌が原因の場合も

パラパラと粉雪のように舞うフケは社会生活に影響を及ぼす厄介なもの。人知れず悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?フケの原因の多くはいくつかの頭皮トラブル。主な原因や参考になる対処法を紹介します。

フケってどんなもの?

頭から肩にかけてパラパラと落ちるフケ。頭の痒みを伴うこともあり、不快な症状に悩まされている人も多いでしょう。見た目においても清潔感を損なうため、人と接する職業などでは仕事に支障をきたしかねません。外出前の身支度や人と会うことに苦痛を感じるなど、日々の生活に影響が出たり大きなストレスにつながったりするなら対策が必要です。

フケの正体は、頭皮が荒れてターンオーバー( 肌の生まれ変わり )が早まった際にまとめて剥がれ落ちている古い角質。カサカサした乾性フケと皮脂と混ざって脂っぽくなった脂性フケの2種類があります。頭皮が荒れる要因は、間違ったヘアケア方法や生活習慣、皮膚のトラブル(病気)などです。主な原因を見ていきましょう。

フケの原因

▪ 間違ったヘアケア方法 洗浄力の強いシャンプーや適量以上のシャンプーを使ったり、過度に洗髪したりすると頭皮に炎症が起こり、痒みやフケを引き起こします。また、洗髪後の自然乾燥は頭皮に雑菌が繁殖しやすい状態になり、ターンオーバーが正常に行われないことで頭皮の乾燥につながります。シャンプーのすすぎ残しや刺激の強いヘアケア剤も同様に頭皮トラブルのもとに。

原因菌の増殖 洗髪不足などによる皮脂の分泌異常が起こると、常在菌であるカビ(真菌)の一種・マラセチア菌が増殖。脂漏性皮膚炎を引き起こしフケの原因になります。脂漏性皮膚炎になると炎症で頭皮が赤くなり、悪化した場合には頭髪が抜けやすくなることもあります。

▪加齢やストレス 加齢に伴い細胞の活力低下や血行不良が起こるという人間の細胞。 ストレスや疲労も同じように頭皮の血流を悪くします。そのため疲れたり年齢を重ねると、頭皮は硬くなったり乾燥しがち。また保湿力が弱くなることで皮脂の分泌異常が起こり、頭皮の炎症やフケの原因につながります。

頭皮環境を改善するには

フケを気にしてストレスがたまれば身体にとって悪循環です。フケの原因である頭皮のトラブルや脂漏性皮膚炎を引き起こさないためには、日頃の対策が必須。頭皮環境を改善するために必要な対策をいくつか紹介します。

必要な対策

▪頭皮を傷つけない 爪を立ててゴシゴシと頭を洗ったり、日に何度もシャンプーをするなど過剰な洗髪は頭皮トラブルのもと。健やかな頭皮を取り戻すためにも、優しく丁寧に適度なシャンプーを心がけましょう。紫外線やドライヤーの熱も長時間浴びると頭皮にダメージを与えてしまうので注意が必要です。

シャンプーを替える 適度にシャンプーしているのに頭が痒くなる人は、使っているシャンプーの洗浄力が強すぎる場合があります。その場合は頭皮への刺激が少ないタイプのシャンプーを選んで使うと良いでしょう。また、常在菌が原因のフケは、抗カビ効果のあるシャンプーで改善することがあります。

▪頭皮を潤す 頭皮の乾燥が目立つときには、保湿ケアで頭皮環境を整えましょう。痒みを抑える成分や保湿成分が入った専用の頭皮ケアローションがおすすめ。フケと同時に抜け毛を防ぐタイプの商品もあります。

▪生活習慣を整える  睡眠不足、ストレスといった生活習慣の乱れは皮脂を過剰に分泌させ、頭皮環境に影響を与えます。生活が不規則な人は質の良い睡眠を心がけ、ストレスや疲労をためないことが大切です。

▪脂質や糖質の多い食事を控える 偏った食生活も皮脂の過剰分泌につながります。特にジャンクフードなど脂質や糖質、塩分の多い食事は栄養バランスが悪く、 頭皮環境の悪化を招きます。

▪不足しがちな栄養素を摂る 食事では脂質の代謝を促進したり、サポートしてくれるビタミンB2(レバー・ウナギ・卵・納豆・アーモンドなど)やB6(赤身肉 · 鶏肉 · マグロ · バナナなど)を摂取するとよいでしょう。 またナッツ類などに多く含まれるビタミンEは抗酸化作用を持ち、全身の血行も改善。頭皮の酸化ストレスを軽減したり、頭皮へ栄養を行き渡らせる効果が期待できます。

まとめ

フケが出る要因や必要な対策について紹介しました!

フケをなくすには、根本的な原因と対策を見極めることが大切。シャンプーや洗髪方法だけでフケが改善することもあります。頭皮環境を改善すればフケだけでなく頭皮の臭いや抜け毛の予防につながり、さまざまな頭皮の悩みが全て解決できるかもしれません。

また、脂漏性皮膚炎はカビを原因とする皮膚の病気。軽症であっても、頭皮に痒みやかさぶたができたときには放置せず皮膚科で専門医の治療を受けるのも一つの方法です。適切なヘアケア方法はもちろんのこと、生活習慣に気を付けながらフケを予防しましょう。

おすすめ